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遊学舎通信
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より自分らしく、自由にお墓を考える時代に。

対談:生島ヒロシ × 五十嵐恭一

■「50歳を過ぎてから、お墓のことが気になるようになりましたね」と語る生島ヒロシさん。そんな生島さんが、時代のニーズに応えたお墓を提供する、東京緑園株式会社 会長の五十嵐恭一さんに、今のお墓について聞きました。

生島ヒロシ(以下、生島):
50歳を過ぎてから、お墓について真剣に考えるようになりました。私は宮城県の気仙沼の出身なのですが、数年前に都内のお寺に、小さいですが墓地を購入したんです。気仙沼には亡父が建てたお墓があるのですが、子供たちのことを考えるとお墓参りにそこまで出かけろというのも無理があります。子供たちには手を合わせてもらいたいし、妻が「気軽にぷらっと来てくれるところがいい」というので。でも、墓を建てて父の骨を分骨しようと思いましたら、母が「私が元気なうちはやめてほしい」と言い出したりして、いろいろ考えてはいますが、今はまだ建てていない状態です。隣は立派で豪華なお墓ばかりあるのですが、妻は「私は散骨でいい。お金をそんな風にかけることはない」と申していることもあって、知り合いの業者さんには待ってもらっています。
でも先日、久しぶりに偶然にその業者さんに意外な場所で会ってしまいまして、「これも何かのご縁だから、そろそろ建てましょう」と言われてしまいました。ご縁と言われると弱くて、今思案中です。

五十嵐恭一(以下、五十嵐):
生島さんのように、田舎にお墓があっても、都内に自分のお墓を買われる方は、今多いんですよ。近くて安くて、広いお墓を皆さんが求めている。昔は本籍というのは、一生動かさないものだったんですが、今は移しますよね。それと同じように、お墓も昔と違って、今は移す時代になっているんです。それに、田舎から東京に出てきた次男が、「自分のお墓」を購入されるというケースも多いんです。
実は今、お墓とお墓のマーケットには革命的な変化が起きています。お客様のほとんどが、お墓を初めて購入される方です。マーケットの主役になっているのは、団塊世代の方々。お墓を買われる方は、55歳から65歳の年齢層がいちばん多いのですが、団塊世代がその年齢に達したわけです。そして、お墓に関する昔からのタブーがどんどんなくなっているんです。そうした、最近のお墓をめぐる変化は、5つぐらいにまとめることができます。
ひとつが「お墓のファミリー化」。お墓が「家」ではなく、個人のものになっているんです。結婚式が「家」同士から「個人」同士になってきたのと同じですね。また、主婦の方の意見が強くなってきた事ですね。

生島:
お墓も改革の時代なんですね。

五十嵐:
はい。それから、「ペットのためのお墓」というのも、ご存じのようにニーズが高まっています。昔なら、人間ではない動物ということで忌み嫌われたわけですが、時代が変わったんですね。「お墓の個性化とユニークなデザインのお墓」。これも、昔では考えられなかったものです。(写真を見せながら)このように個性的なデザインの、さまざまなお墓が建てられています。お墓もデザインするものになったわけですね。それだけではなく「お墓に自分の生き方や主義を文字で刻んだもの」、つまり、お墓が子孫への遺言状や遺族への伝言板にもなっているんですね。それに、戒名のない方も増えていますから、俗名のお墓も増えていますよ。

■お墓は家族をつなぐ「モニュメント」

生島:
我が家には簡単な仏壇があって、毎日、そこでご先祖様を拝んではいるのですが、それだけでは充分ではないでしょう。やはり、お墓はとても大切なものだと思うんです。家族の絆を確認するものであり、日本人の象徴でもあると思います。お墓はその人の生き方を体現するものだとも思うのです。

五十嵐:
そうですね。今の時代は、手を合わせることは日常生活ではほとんどありません。でも、どんな人でも、子供でも、お墓の前では手を合わせて敬虔な気持ちになります。私どもの霊園の場合、お値段は300〜400万円と車一台分ぐらいですが、我が家のモニュメントとしてつくるなら、とても意味のある買い物だと思います。お墓の購入代金は相続税の控除の対象になります。それに、昔の中国では生前にお墓を建てることは縁起の良いことだとされていましたし。

■自由に、自分にふさわしい、お墓を考えよう

生島:
なるほど。でも、実際に墓地を購入して、お墓をいざ建てるとなるとわからないことばかりで、迷ってしまいます。ご先祖様のためにはオーソドックスな方がやはり良いのかとも思いますし、自分らしくしたいという気持ちもあります。どのように考えたらよいのでしょう?

五十嵐:
私は杓子定規には考えない方がよいと思うんです。昔からのタブーに意味があるかというと、私は意味はないと思います。分骨もなさってかまわないのでは。日本で個人のお墓が設けられるようになったのは、実は比較的に新しく、明治時代の中期以降のことなんです。それまで、一部の貴族や大名を除けば、一般の庶民には自分のお墓などなくて、土に還っていたわけです。そうした歴史を考えると、もっと自由に、自分らしいお墓のあり方を発想してよいのではないでしょうか。私共の霊園には、本当にさまざな方々の、個性的なお墓があります。多くの方々の人生の展覧会場と言って良いでしょう。


五十嵐 恭一(いがらし きょういち)プロフィール:
東京緑園株式会社 会長。60歳。二十数年の広告代理店勤務などを経て、52歳から霊園ビジネスへ。既存の常識にとらわれない発想で、お墓の新しいスタイルを創造している。千葉県東葛飾郡沼南町(JR我孫子駅下車)にある、城山聖地霊園「城山ガーデンパーク」を運営。
お墓に関する詳しい内容は以下までお問い合わせ下さい。
城山聖地霊園:TEL 0120-606570
〒270-1443 千葉県東葛飾郡沼南町鷲野谷字城山146番
TEL. 0471(93)6571 FAX. 0471(93)6574
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