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建物が水に映っていますね。上を見るより下を見た方がいいですね。
この池はカルナク神殿の南東部っていうんですか、正面の第一ピロンから東西軸に沿ってずーっと入って、第一列柱室、第二列柱室を過ぎて向かって右側のところにあります。
カルナク神殿に収められている1000を越す神様の彫像を、毎朝2000人以上の神官が、位の高い神様から順番に2人で1体を持って沐浴させるんです。禊っていうんですかね。日本の神社でも、まず口をすすいで清め、手を清め、本来なら足も清めて神聖なる神殿に向かいますよね?私は日本のお祭りの研究をしていますんで、いろんな神社に行きますけども、もし、清めをしないで行くとお断りされるんですが、それと同じことです。 |
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聖なる池
(カルナク大神殿) |
神様を沐浴させてそれぞれの神様の部屋に安置させるんです。それを毎日やったのですから古代エジプト人は水浴びが好きだったんですね。今でもナイル川の運河でやっていますが、水浴びの考え方があったわけなんですね。
この池とナイル川は地下でトンネルでつながっています。ですから、この池の水位を見ているとナイル川の水位がわかるんです。すごいですね。ナイル川の水位の動向によって作物の出来具合もわかるんです。すごいシステムですよね。その水は聖なる水なので、神様を沐浴させて戻すと神様は毎日幸せ、気持ちがいいということです。古代エジプトの文化はすべて神様を中心にしていますけど、よく考えると人間のためなんですね。 |
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●1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在サイバー大学学長。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!
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