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吉村作治 エジプト博物館
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第2回 「オペトの祭り」 10/8〜
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麦を収穫するレリーフ
(ルクソール西岸、メンナの墓)
オペトの祭り…。いい雰囲気の言葉ですよね。オペトとは、古代エジプト語で『祭り』という意味です。ですから『オペトの祭り』とは『祭りの祭り』ということになってしまいます。エジプト最大級のお祭りで、どういうお祭りかというと収穫祈願祭です。ナイル川が氾濫する前、1ヶ月に渡って行われます。その間ずっと今年の収穫(大麦、小麦といった麦が中心です)が豊作であって欲しいと願うのです。
カルナク神殿というのがあって、主たる神殿ですが、この周辺で主たる神のアメン神がひと月間、付随の神殿であるルクソール神殿に移って、人々と一緒に宴会をしたり、踊ったりする。笛や太鼓で神様を喜ばせて、神様に『まあみんないいヤツだから今年も作物がたくさんできるように』と思ってもらう、ということなんですね。とにかくドンチャン騒ぎが基本です。
ですからオペトの祭りでは、アメン神の神像…、といっても大きさはわからないのですが、50cmとか70cmといった金の神様の像を神輿に入れて神官がかつぐんです。
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神輿を運ぶ神官達のレリーフ
(ルクソール東岸、カルナク神殿、至聖所)
大体片側に4人ずつ、前と後ろに1人ずつついてぞろぞろひっぱる。神官の偉い人が王と並んでしずしずと一番神聖なところから出てくるわけです。そうすると、波止場がありまして、神殿はナイル川のすぐそばにありますからね、ナイル川から水を引いてきてそこに船が来る。聖船ですね、そこに神官ごと乗っかって、そこにある台にお神輿を置く。
そして風まかせの運行ではなく、人が引く。なぜかというと、人の力で神様をひっぱることで神様に自分の帰依といいますか、信心の気持ちを表わすになるからです。これ、全部レリーフに書いてあるのですが、ひっぱってナイル川に出て、上流に500mぐらい行くのですが、そこでまたお神輿をかついで付随殿に入る。そこで聖なる部屋に入れてみんなで祭りをする。
オペトの祭りも大変なんですね。気にかかるお金も、積算すると1年の3分の1ぐらい使うんじゃないかと思うほど、豪華なお祭りです。
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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在サイバー大学学長。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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