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吉村作治 エジプト博物館
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第2回 「トゥーナ・アル=ジャバルの動物墓地」 7/9〜
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トト神のレリーフ
(ルクソール西岸、王妃の谷、
ネフェルタリの墓)
最近ペットブームで、ペットが死ぬとお墓に入れるということがよくあるようです。「なんと贅沢な!人間だってお墓がもてないという時代に、動物ごときを墓に入れるなんてとんでもない!」と怒ってる方もいらっしゃいますが、古代エジプトは動物をペットとして墓地に入れたんではないんです。
トゥーナ・アル=ジャバルには知恵の神様というのがいました。頭がよくなるといわれていて、『トト』と呼ばれていました。トトには2種類いまして、ひとつはトキ。もうひとつはサルというか、マントヒヒですね。よく、「一体どっちがどうなんだ?」と言われることがありますが、両方ともトト神なのです。
この2つの動物は知恵の神様として崇められていました。ですからここにはトキとマントヒヒがたくさん飼われていました。
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トキのミイラ
(トゥーナ・アル=ジャバル)
当時大学というか、学校がありまして、この学校に通うための入学試験があった。今では日本でも入学試験が大変ですけど、当時のエジプトの入学試験も大変難しいもので、中国の科挙の試験のようなのがあったんです。
この入学試験を受けるためには文字、ヒエログリフが書けないといけないので、文字を習う書記学校みたいのがありました。まず、そこに入らないといけない。学校に入って習うのではなく、入るために文字を勉強しなければならなかったのです。今でいう、予備校というか、予科のようなもので、学校の先生がアルバイトで教えていました。
親は何もできないのでお祈りをした。トゥーナ・アル=ジャバルの知恵の神様、トト神殿に行ってそこでお祈りをする。そして、トキには迷惑な話ですが、トキに死んでもらってミイラにして壷に入れ、奉納するんです。地下墳墓ですからナイル川から10kmぐらい離れた石灰岩台地の低いところをずーっと掘ってそこのところに、壷に入れたトキをお供えして、子供が学校に受かるようにと祈る。ほとんど今と同じですよ。
文字が書けないと学校に行けないのですが、書けるんなら、学校に行く必要ないように思いますけどね。今のいい大学は、入学選抜試験してできる子を入れてるんだけど、学校というのは、できない子を入れてできるようにするもんじゃないかと私は思うんですけど、今はできる子を入れてできない子にして、社会に出すようになっている。まるで古代エジプトと同じだと思うんですけど、入学試験が難しいとそういう状況が起きてきます。まるで日本みたいですね。
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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在サイバー大学学長。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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