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| カイロ博物館 |
カイロ博物館にはエジプトのものが30万点あるんですよ。すごいでしょう?世界一です。当たり前ですけど。
カイロ博物館は今のカイロの中心地、タハリール広場にバーンと立っています。2002年に創立100周年を迎えました。今の建物になって100周年、ということでしたから1902年に建てられたのです。もともとは1858年にマリオットというフランス人が、ルーブル美術館の派遣員としてエジプトにエジプトのものを買いに行って、集めていくうちにどんどん集まってしまい、このまま全部国外に持っていってしまうとエジプトからなくなってしまう、ということになったため、エリオットが私費をはたき、また、当時のエジプト国王からもお金をもらって、カイロのもう少し北のブラークという所に倉庫を改造して作ったのがカイロ博物館の始まりです。そのうちそこが手狭になり、今のギザの動物園の近くの貴族が家を寄付してくれたので、その家を開放してもらってそこに移しました。それでも入りきれなくなった。
マリオットはじめ19世紀半ばの考古学者というのはすごい人たちで、どんどん発掘しては国外に出すことなく、カイロ博物館に集めてきたのですから。そして1902年についに、今の博物館の基礎ができたのです。 |
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| ツタンカーメン王墓出土の神像 |
30万点の目玉は何といっても、ツタンカーメンのお墓の中から出てきた約2000点の埋葬品でしょう。1922年にエジプト考古学者のハワード・カーターがカイロの約350キロ南にいったところのルクソール西岸、王家の谷のちょうど真ん中あたりで発見したものです。カイロ博物館の2階の、3分の1ぐらいを占めています。すごいですね。その中でも1965年に日本にもやってきた黄金のマスク。ほかには、ミイラでしょうね。ラムセス2世のミイラ。今から3300年も前のものですね。これがふわっと…。そんなことないですけど、今にも上がってきそうな不気味さというか、怖さというか。そういうようなものがあるんです。
そのほかにも7000年の歴史がいっぱい、缶詰のようになっています。
カイロ博物館はあと10年ぐらいで新しくなります。その中でマスターピースだけを持っていって、2万点ぐらいですかね。ギザのピラミッドの近くに新しい博物館ができます。楽しみです。 |
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●1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在サイバー大学学長。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!
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