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吉村作治 エジプト博物館
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第4回 「太陽神ラーとは」 3/26〜
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太陽神ラーの壁画
(ルクソール西岸、王妃の谷、
ネフェルトイリ墓)
ギザで太陽神、って不思議だなと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし非常に関係が深いんですね。ギザの真東には「オン」という町があります。ギリシャ語で「ヘリオポリス」いう町ですが、このオンの主たる神様は太陽神ラーなんです。オンのラーは大変力が強く、下エジプト全部を支配下におき、その周りが全部、太陽神全体の神域だったのです。その最も西のところにあったのがギザなのです。
つまり、ギザは太陽神の沈む寸前の場所ということです。沈む寸前の太陽神はアンクといって、再生復活の神です。
太陽神というのはいくつも名前がありまして、東から上る神は「ケプリ」、これも再生復活の神です。中天、頭の上にあるときはラーといいます。そういう意味で、ギザは、太陽神ラーを主たる神としているオンの姉妹都市なのです。
そういうことで、ギザは大変重要な土地となってきて、ここにピラミッドを造ることになるのです。
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ベンベンの丘があった場所
ヘリオポリスの遺跡
ピラミッドは何から来たかといいますと、オンの町に中に大きな池がありまして、その池の東側に丘がありました。「ベンベン」という名の丘です。「ベン」というのは古代エジプトで「何回も生まれる、生む」ということです。「ベンベン」は繰り返しですから、「何回も何回も」。つまり"永遠"につながるということなんですね。そのベンベンという丘のてっぺんに石があります。ベンベン石というのですが、このベンベン石というのは、再生復活をつかさどる、精霊が宿るところです。いってみればカルトですね。再生復活のカルトがそこにあるんですよ。その姿がピラミッドの原型です。もともとなだらかな日本の山みたいなところで、周りにはナツメヤシなどが生えていましたが、その上にご神体として、カルトの宿る石があった。この石を何とか具現化するために大きな建物を建てようというのがピラミッドを造ろうとしたもとなんです。
そういう風に当時のエジプトでは太陽神ラーというのは非常に重要でした。確かに太陽は重要です。太陽がなかったら人間生きていけないですからね。こういうものも含めて太陽神というのはとても大切だった。太陽神は神様、中でもナンバーワンだということで、それを祭ってあるオン、へリオポリスは最後までエジプトの中心的な町であった。そこのご神体がピラミッドのてっぺんにあったんだ。そういうことがわかっていただけるとピラミッドに関する理解が深まるのではないかと思います。
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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在サイバー大学学長。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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