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みなさん、あけましておめでとうございます。本年もエジプトのさまざまなお話をお届けいたします。どうぞよろしくお願いいたします。
今回から『エジプト歴史地図』をテーマにお話を進めてまいります。エジプトの歴史と遺跡を、ナイル川に沿って、デルタ地帯から上エジプトに向かって行きます。皆さん、歴史をたっぷりお楽しみください。
さて、今月は『デルタ地帯』についてお話しましょう。その第1回は『エジプトはナイルの賜物』というお話です。
この言葉はギリシャの歴史家ヘロドトスの言葉です。意味は『エジプトといったって雨が降るわけでなく、砂漠に囲まれたところにあんな偉大な文明ができたのはナイル川のおかげ。ナイル川なくしてエジプトなし』。
確かにヘロドトスがエジプトに入ったときには夏場にかけてのことでしたので、ナイル川が氾濫して、川幅は30kmから40kmまでになっていたんですね。
氾濫期でない時のナイル川は上流でせいぜい1kmぐらい。下流では400mから500m程度になってしまいます。私がはじめてエジプトに言った時もカイロのタハリール広場というところからナイル川を見たのですが、「え?こんなに狭いの?」と思いました。 |