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吉村作治 エジプト博物館
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第2回 「プトレマイオス1世」 11/13〜
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古代アレキサンドリアの町
ポンペイの丘
プトレマイオス1世というのはどういう人かと言いますと、アレキサンダー大王の盟友というか親しい友人です。ラゴスという人の息子で、アレキサンダー大王がペルシアを討伐し、東方遠征するまでずっと副官としてくっついていった、大変有能な人なんですね。
アレキサンダー大王が亡くなられた時、エジプトのアレキサンドリアをもらおうとアレキサンダー大王の遺体をエジプトから遠く離れた祖国、マケドニアまで持っていこうとした。しかしその途中、今のシリアのダマスカスのあたりで、プトレマイオス1世は突然、"大王は死ぬ前にエジプトの王となった地、シーワ・オアシスに戻りたいと言っていた、これは遺言である"と言い出し、ひつぎを奪ってエジプトに戻ってしまう。そして遺体をシーワ・オアシスにお墓を作る準備の間、当時の宗教の中心地であったメンフィスに安置しました。そしてプトレマイオス1世は独立宣言をする。そして、アンティゴノスたちとの戦いとなるのですが、一進一退しているうちアンティゴノスは死んでしまうのです。そうするとエジプト側はたがが緩んだようになり、結果的にプトレマイオス王朝が始まることになるのです。
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シーワ・オアシス アメン神殿
なんとプトレマイオス朝はこのあと300年も続くことになります。その基礎を作った1世は、まずギリシャとエジプトとの融合を考えるのです。外来であるがゆえにエジプトをないがしろにすると必ず反発を買うと考えたからです。これがヘレニズムの始まりです。ヘレニズムとは『ギリシャの文化が外国で花開く』という意味ですが、プトレマイオス1世はその創始者ということになるのです。
神々の融合、ギリシャの神とエジプトの神を融合させ、また、言葉もギリシャ語を公用語とする一方で古代エジプト語も使ってよいとした。但し、古代エジプト語は文字が難しい。ヒエログリフですからね。なので、ギリシャ文字に音を当てて、古代エジプトの言葉を大切にして、文字表現だけギリシャ語と共通にしようとした。これは素晴らしいことです。プトレマイオス1世はこのような人でした。
この他にもムセイオンという研究施設を作って文化を振興したり、ギリシャの方で食い詰めていた文化人、哲学者をエジプトに呼んで本を書かせたり弁論させたりして、あっという間にエジプトを世界一の大国にしてしまったのです。
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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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