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吉村作治 エジプト博物館
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第2回 「イアフメス1世とヒクソス追放」 11/14〜
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セケネンラー2世のミイラ
(カイロ・エジプト博物館蔵)
イアフメスというのはいいにくい名前ですね。この人はセケネンラー2世がお父さんで、お兄さんはカーメス。皆さんご存じと思いますが、ヒクソスを追放した主役一家です。その次男として戦争にくっついていったのですが、お父さんは死ぬわ、お兄さんは死ぬわで、気がついたら自分が何とかしなければならない状況になっていた。そういうことでヒクソスをエジプトから追放しただけでなく、パレスチナまで追いかけてずーっと向こうまで追いやった人です。
追いやったけれど、いつ仕返しが…、攻めてこられるかわからないということで、国境守備隊を作った。今でいうスエズ運河の北側のところですかね、要塞を作って軍隊を置き、自分の国軍とは別に、国境守備隊を作ったのです。
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遠征隊
(ルクソール西岸、
ハトシェプスト女王葬祭殿)
外国に対してはこういうことをしまして、国内についてはというと、外国からの勢力をやっつけたのですからみんなから感謝されたのですが、何分にも基盤が弱い。エジプトの真ん中へんの豪族に過ぎなかったわけですから、果たしてみんなが王として認めてくれるとは限らない心配がありました。そこでイアフメスは取引をしたわけです。42あるノモスの長(州の知事)と契約といいますか、私を王と認めてくれたら税金を少し減らしましょうとか、ナイル川の航行を自由にさせましょうというようなことをしたのです。
そのようなことがルクソールとアスワンの間にある、エル=カブという遺跡のイバナという人のお墓にかかれています。とにかく、このイアフメス1世という人は、エジプトを再興した真の意味での王であり、新王国の祖であり、18王朝の祖である人物です。
ツタンカーメンまで続いた18王朝の血筋はすべてイアフメス1世の血筋です。この王に関する記録は戦いまた戦い。勇猛果敢という形容詞が一番合うんですね。国父として最後の最後まで皆から尊敬されていた人物です。
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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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