Q2:ナイル川は1年で決まった時期だけ洪水が起きるようですが、それはなぜですか。他の季節に洪水がおきることはないのですか?また、逆に干涸びたりはするのですか?
ナイル川はご存じのように白ナイルと青ナイルとあります。
青ナイルの水源は今のエチオピアのアビシニア高原というところにありまして、タナ湖という、琵琶湖が2つか3つ入るぐらいの湖に1年に1回、約3ヶ月にわたってぶわーっとどしゃぶりがあります。雨季ですね。そうするとタナ湖にどんどん流れていっぱいになってあふれ出る。この水の量がすごいんです。ナイル川の全体の水量の6割はこの青ナイルが担っているといいます。一方、白ナイルはカルトゥームというところで青ナイルと合流するのですが、そこを南の方に行きますと、リフトバレーという断層があるのですが、そこにビクトリア湖という、九州が2つ入るぐらいのアフリカ一の大きな湖があります。その周りにキリマンジャロとかケニア山など、5000m級の山がどんどーんとあります。熱帯のすぐ下ですが、雪が溶けてナイル川は7月ごろに洪水…というより、氾濫ですね。どどどっとくるのではなく、じわじわーっと上がっていきます。そして10月になると上流から水が来なくなって引いていく、ということなんです。ほかの時季に氾濫することも干涸びることもありません。ナイル川はこの1000万年の間、ただの一日たりとも干涸びたことはありません。そういう意味でもナイル川は永遠の象徴であるといえますね。