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吉村作治 エジプト博物館
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第5回 「古代エジプトQ&A」 10/31〜
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使節を迎えるエジプト人
(ルクソール西岸、フイ墓)
Q1:古代エジプトにおいて「結婚」に年齢制限はあったのでしょうか。そもそも「法律」というものはあったのでしょうか。

古代エジプトにおいて法体系というのは必要なかったんですね。なぜかというと、王、ファラオの言動が神様の言葉であり、神様の言葉が絶対服従。ですから、王の言葉すなわち法律と考えれば、必要ないわけです。あと、習慣法というのがあります。たとえば朝起きたらお祈りする、そういうものはありました。結婚は、年齢によってカップリングになるかどうかが変わってきますので、年齢制限のようなものはありませんでした。

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Q2:ナイル川は1年で決まった時期だけ洪水が起きるようですが、それはなぜですか。他の季節に洪水がおきることはないのですか?また、逆に干涸びたりはするのですか?

ナイル川はご存じのように白ナイルと青ナイルとあります。
青ナイルの水源は今のエチオピアのアビシニア高原というところにありまして、タナ湖という、琵琶湖が2つか3つ入るぐらいの湖に1年に1回、約3ヶ月にわたってぶわーっとどしゃぶりがあります。雨季ですね。そうするとタナ湖にどんどん流れていっぱいになってあふれ出る。この水の量がすごいんです。ナイル川の全体の水量の6割はこの青ナイルが担っているといいます。一方、白ナイルはカルトゥームというところで青ナイルと合流するのですが、そこを南の方に行きますと、リフトバレーという断層があるのですが、そこにビクトリア湖という、九州が2つ入るぐらいのアフリカ一の大きな湖があります。その周りにキリマンジャロとかケニア山など、5000m級の山がどんどーんとあります。熱帯のすぐ下ですが、雪が溶けてナイル川は7月ごろに洪水…というより、氾濫ですね。どどどっとくるのではなく、じわじわーっと上がっていきます。そして10月になると上流から水が来なくなって引いていく、ということなんです。ほかの時季に氾濫することも干涸びることもありません。ナイル川はこの1000万年の間、ただの一日たりとも干涸びたことはありません。そういう意味でもナイル川は永遠の象徴であるといえますね。

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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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