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| ギザの三大ピラミッド(ギザ) |
ピラミッドというと、たくさんの謎がありますよね。どうやって造ったのかな。何で造ったのかな。どうして3つなのかな。というようなことです。まず第一に、なぜクフ王はギザ台地にピラミッドを造ろうと思ったかということを考えようと思います。ギザ台地は大変強い岩盤のところなんですね。2500万年前の岩盤なんです。ですから、ここにピラミッドが建つよりも前の王の時代の方が数百倍も長かったということになります。有名な三大ピラミッドと、ほかに小さいのが4つありますけど、このピラミッドをどうして造ったのか。まず第一に、クフ王がギザ台地に作った理由というのは岩盤がしっかりしていた。これは重要なポイントですが、それより何より、スフィンクスがあったからです。スフィンクスというのは、シェプスアンク、神の姿といって、それにちなんでクフ王はピラミッドを造ろうということになったわけです。
シェプスアンク…、スフィンクスはギザの真東、ナイル川を渡った向こうにあるヘリオポリスという町の守護神で、『ギザはヘリオポリスの西の境だよ』という印なんですね。ですからここは、ヘリオポリスにちなんだ土地である、ということです。 |
では、この3つのピラミッドがどうしてこの配置になったのか。
第一の説はスフィンクスを中心に、3つのピラミッドを結ぶと直角三角形ができます。その内側は聖なる土地として、精神的にあの世の世界を復元しようと考えた、というものです。
第二の説として、星座との関係を強く唱える人もいます。オリオン座の3つの星とこれらのピラミッド配置がぴったりだ。そしてピラミッドの向こうに流れるナイル川は天の川であるという説です。そのポイントとなるのはメンカウラー王の小さなピラミッドなんですね。三大ピラミッドのうちメンカウラー王のものだけ小さい。直角三角形説の人は、小さいのは位置的ではなく、大きいのを2つ造ってしまって財政が続かなくなって小さくなったと考えます。もともとはこの倍の大きさだったという考えです。メンカウラー王のピラミッドのちょうど東と北の角のところを中心にすると大きさがほぼ同じになるんです。
いろいろな考え方がありますが、少なくともクフ王がギザにピラミッドを作ろうとした理由はスフィンクスだということです。 |
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●1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!
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