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吉村作治 エジプト博物館
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第3回 「遺跡発掘の方法 2」 12/20〜
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ダハシュール北遺跡全景
 前回お話しましたが、遺跡を発掘するのは今でも伝統的な方法をとっています。簡単にいうと人の手で掘るということですね。 掘っているうちに遺跡が出てくる…。必ずしも出るとは限らないんですよ。出ないでもう50日、60日もやってついに資金も途絶え、時間もなくなってやめる、という発掘もたくさんあります。めでたく見つかれば、これまた大変なんです。測量しなければならない。昔は平板測量といって、遺跡に三脚をたてて測量していたのですが、これが非常に不正確だった。そこで最近は光波測距器にコンピューターを入れてオートマチックにコンピューター的に測量し、それをコンピューターの中で三次元に復元するという測量になっています。遺跡から出てきたもの、遺物といいますが、これは宝物ですね。これを洗ったりして(色がついている場合は洗わずに空気で掃除したりしますけど)写真に撮ったり図にしたり、今ではX線をかけて材質を調べたり、一部分をとって科学探査に回すなんてこともあります。 考古学において一番大変なのは、遺跡を見つけることです。たとえば我々の遺跡の中でも発掘エリアが3キロ平方もあり、こんなところでトレンチなんて持っていったらもうそれだけで10年もかかってしまいますから、いろいろな方法で科学探査、ハイテクを使うのです。
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ダハシュール北遺跡発掘現場
 たとえば電磁波地中レーダー。電磁波が地中にあって、何かあるとはね返ってくる。このはね返りの強さでモニターの色が変わって出てきます。この電磁波地中レーダーに匹敵するのが偏差重力計。地球の重力を調べたり、電気をボーっと流してその電気が通過する時間、タイムラグによって調べたり、磁気…地球には南北の磁気がありますからね…、その磁気の差によって調べる、なんて方法もあります。大体13項目ぐらあるのですが、最近我々が使っているもので、世界で初めてで、しかも2番目がないという、お金はかかるけど、とびきり確実なものがあるんsです。 それは何かというと、人工衛星です。しかも、偵察衛星。この人工衛星の画像をコンピューターで何回も何回も解析して出てきた画像に沿って調査をする、そしてこういう風にハイテク化されている遺跡探査というものは日本がはじめてやりまして、いまや世界中がフォローしてくれているんです。いろんな意味で日本は遅れていましたけど、探査法では世界で一番進んでいるといえます。
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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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