| 第4回 |
「カイロ・エジプト博物館の魅力」
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6/28〜 |
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「アメンヘテプ3世像と王妃ティイ像」
(カイロ・エジプト博物館蔵) |
カイロ・エジプト博物館…。ちょっと長いですけど、エジプトにあるのはすべてエジプト博物館ですから、カイロとか、アレキサンドリアとか、ルクシールといった地名を頭につけるんです。
考古行政をやっている考古庁というお役所の中のミゼアム局(博物館局)が全部を支配しているのですが、その中でもダントツなのは、カイロ博物館でしょう。なんといっても30万点ぐらいあるんですから。
実際に我々が目にできるのは20万点ぐらいであとの10万点は地下にあります。倉庫の中にパッケージされているものもあればそのまま剥き出しに置かれているのもあります。
まずカイロ博物館に入っていくとダーーン!と、ラムセス2世の彫刻があります。それに圧倒されると目の前にもっと大きなアメンヘテプ3世とティイ王妃の巨像がまさに鎮座ましましています。エジプトで最も大きな彫刻です。その手前をカメラを引くようにして見ると、50〜60cmの箱にスレートの板、化粧板があります。自分の業績や経歴を書くもの、パレットというものですが、これが後にデザインとしてステラという石碑に変わっていくのです。その原型を見て、ふっと左側を向くと、12mぐらいの木の船があります。これは驚きますよ。今から5000年前の木の船が実際に残っているんですから。 |
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「中王国時代のステラ」
(カイロ・エジプト博物館蔵) |
そして左回りに行きますと、古王国時代、今から5000年前から500〜600年の間の時代のものがたくさん出てきます。
彫刻が中心ですが、我々が知っているものでいちばん有名なのは書記座像でしょうね。王様や神官の言葉を書きとめる書記の像です。
次に中王国時代、今から4000年ぐらい前の、前後400〜500年ですが、この時代も彫刻は多いのですがこのころからステラ、石碑が出てきます。日本でもお墓の本体の脇に書付みたいのがありますよね、ああいうものです。このお墓の中にどういう人がいるということが書いてあるものです。
一番の目玉はやはりツタンカーメンでしょうね。黄金のマスクにはじまり、棺や彫刻、小さなベッド、椅子まで2000点ぐらいあります。
全部見るのに最低3日はかかるでしょうね。こんな素晴らしい博物館は世界でここだけでしょう。 |
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●1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!
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