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吉村作治 エジプト博物館
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第4回 「スタミナ源としての食材」 2/23〜
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「モロヘイヤを刻むナイフ」
 「古代エジプトの食文化」最終週は「スタミナ源の食材」と題してお話しましょう。
近頃私もスタミナ切れが大変です。スタミナをつけるには食生活ですね。“スタミナ”というと“肉”と考えますが、肉だけ食べてたんじゃスタミナはわきません。
韓国の焼肉には必ず肉と一緒にニンニクがどっさり出てきたり、肉がニンニクに漬けられたりしていますよね。エジプトには韓国の方が大勢います。日本人と顔立ちは似ていますけど歩き方が違う。スタスタ、スタスタっと歩くんです。おそらくスタミナが違うんでしょうね。韓国料理からきているんじゃないかと思うんですが。
そのスタミナ源として一番のものはニンニクです。
実はエジプト料理にも、韓国料理に負けないスタミナ料理があるんです。そのひとつがニンニクとモロヘイヤです。最近は日本でもモロヘイヤをよく見かけるようになりました。スーパーでもかなり並んでいますね。日本人はモロヘイヤをオオバのように天ぷらにしたり、おひたしにしたり、ソバに入れたり、せんべいに入れたりして食べますがこれは邪道です。
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 正統の食べ方は葉っぱ(茎の部分は食べません)を細かく刻んでスープに入れて食べるんです。ニンニクは普通は食べてすぐにはエネルギーにはなりません。そうですね、大体一晩ぐらい。次の朝にエネルギーが出るって感じですかね。ところがニンニクをこのモロヘイヤと一緒に食べると大体3、4時間でエネルギー源として発揮できる。かーっと熱くなってくるんです。
ですから、ピラミッドを作る時。石をかち上げて引っ張るわけですが、かち上げる瞬間はビールです。ビールを飲んで瞬間的にかーっとエネルギーが上がったときに「せーの」で引っ張る。引っ張る力はニンニクとモロヘイヤです。
ともかく男性はそういうスタミナ食を食べて石を引っ張り、家のことをやり、仕事をする。「男子たるものスタミナをつけて人生を邁進せよ」という教訓があるぐらいです。
私たちも見習ってスタミナをつけないといけません。
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2004年2月 →トップページ →第1回 →第2回 →第3回 第4回
吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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