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吉村作治 エジプト博物館
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第5回 「ご質問にお答えして」 12/29〜
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 今回は皆さまからのご質問にお答えします。

Q1:吉村先生はなぜエジプトにのめりこまれたのですか?そのきっかけを教えてください。

実はエジプトに憧れたのは小学校4年生の時です。明確に覚えています。
1953年、うちの近所に新しい小学校ができました。モデル校でした。そこに図書室があったんですけど、びっくりしました。それまで本なんてたくさん見たことがない!そこに“ツタンカーメン王のひみつ”という、イギリスのエジプト学者ハワード・カーターがツタンカーメン王墓を見つけた時の発掘記がありました。
1926年11月4日に62番目の王家の谷の墓が見つかり、それから今日までの約80年間、63番目の王の墓が見つかっていない。大発見ですよ。20世紀最大の発見です。
よし、エジプトに行って誰にも負けないようなすごい王の墓を見つけてやろうと思いました。そういうことで、今日までやっています。
まだツタンカーメンに匹敵するような墓まで見つけていませんが、かなりいろいろ見つけました。ツタンカーメンのものは指輪などを見つけています。あとどのくらいできるかわかりませんが今後もやっていきたいと思っています。

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「鳥を調理する人々」
(ルクソール西岸・ナクト墓)
 Q2:古代エジプトの一般の人々はどんなところに住んでいたのですか。また、台所やトイレはどのようになっていたのですか。

そうですね。王様や女王様の話ばかりしていれば、皆さん、「果たして一般の人はどうだったか」と思いますよね。
ひと言で「一般の人」といっても、我々の「一般の人」と、古代エジプトの「一般の人」は違うんです。我々の言う「一般の人」はほとんど全ての人のことを言い表しますが、古代エジプトの場合、国民の99%を占める農民は一般の人とはいわないんです。残りの1%が一般の人です。(そしてその1%の0.01%が王族です)
では一般の人の平均的な暮らしをみてみましょう。結構いいうちに住んでいました。ベッドルームも家族の数だけありました。ほとんどの家は泥で作られていました。雨が降りませんから、泥でいいわけです。
台所もちゃんとありました。当然水道やガスはありませんから、水は泉やナイル川から汲んで運び、ガスの代わりに薪で火を燃やしていました。基本的には、平均的な家にトイレはありました。おまるみたいなものです。用を足し、共同の捨て場に捨てていたんです。中世のヨーロッパより、きれい好きだったんですね。頭も1週間に3日洗っていたという記録もあるくらいですから、わりといい生活をしていたといえるようです。

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吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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