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吉村作治 エジプト博物館
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第5回 「玄室の発見!」 10/27 〜
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 2002年の発掘で石像建造物、石の壁を見つけ、第2段目の立ち上がりを見つけました。これはイムヘテプが自分の墓にしようと思ったに違いないと私は考えています。
しかし、お墓なら玄室がなければいけません。
そこで第1段目のところは掘りました。いくつかの盗掘坑があり、その盗掘坑も掘りました。しかし、玄室につながる階段とかシャフトはないんですよ。そうこうするうち8月も終わり、9月に入り、もうあと1週間で発掘も終わる、というところまできました。ここらでもう見つからなかったら、来期。来期ということになると、全部埋め戻して警備をおいて、と、大変なことになるんです。
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 そこで発掘期間を2週間延ばしました。いよいよ発掘の最終週、私が思っていた通り、真ん中のところで見つけました。真ん中の東側からは何も出ない、私は頑張って上の斜面の方に行きまして、そして最後の週のしかも最後の日、イスラム教は金曜日が休みなので木曜日なんですが、その木曜の朝方、朝日の中でシャフトの入り口をバーンと見つけました。そこをずーっと掘っていくと、北と南にふたつの部屋が見つかり、「玄室か!?」と最初南から入ってみたら時代の新しいものが出てくる。これはもうだめかなと思い、時間もないので北側へ行きました。
 北側の部屋をずっと行くと、「落とし戸」というのがありました。(この落とし戸がポイントなんです。入り口に落とし戸を下ろすのは紀元前4700年とか4600年、どんなに新しくてもクフ王の時代ですから4550年までです。)横のところを何とか入ろうとしたら、なんと、盗掘坑を見つけました。泥棒が入ってたんですね。いろんなものが入っていて、うれしくもあり、心配でもあったのですが、入っていってきれいに掃除すると、今から4600から4700年前にしかない遺物が出てきたわけです。
さて、そこから下に行かなければならないのですが、この先掘っていって万が一玄室が出てきたら、もう大変なことになりますので、見つける前にやめました。2003年の夏に地下2階から入っていくことになったのです。
どんなものが出るか。鬼が出るか蛇が出るか。乞うご期待です。
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2003年10月 →トップページ →第1回 →第2回 →第3回 →第4回 第5回
吉村作治〜私の素顔
吉村作治さんの写真1943年東京生まれ。
幼い頃からエジプトに興味を抱き、1966年に早稲田大学古代エジプト調査隊を組織し発掘を始めました。
ルクソール西岸の『魚の丘』、クルナ村の貴族墓では200体のミイラや未発見貴族墓、クフ王のピラミッド内の第2の『太陽の船』を発見したのは実は私なんですよ。
発掘活動の現状報告などもお話していこうと思っています。
現在早稲田大学客員教授(工学博士)。
本もたくさん書いています。デジタル衛星放送・ヒストリーチャンネル「吉村作治 エジプト博物館」にも出演していますので、こちらをご覧になれば「動く私」に会えますよ!

情報提供: HISTORY CHANNEL
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