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和田秀樹 50歳からの活力人生
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8月 心の疲れを取るには睡眠が大事です 8/13
 身体の疲れは自覚できますが、心の疲れは自覚していない場合が多いと思います。
疲れが自覚できないと、当然、疲れは溜まってたまっていきます。疲れが溜まりに溜まり、気づいたときには、うつ病になっていたということもあるのです。
 疲れが溜まってくると、身体にも力が入らなくなりまう。それと同じで、心の疲れが溜まってくると、明るく積極的な気分にはなれないものなのです。それこそ、毎日が、辛いだけの日々になってしまうでしょう。
 心の疲れを溜めこまないために、上手に解消することは、楽しく積極的な日々を送るために必要なことなのです。
 心の疲れを取るには、睡眠がいちばん大事です。睡眠不足がうつ病の引き金になりやすいこというこが、精神医学的にもわかってきています。つまり、うつ病にならないためにも、十分な睡眠が必要であるということです。
 とはいえ、五〇歳を過ぎてからは、若いころに比べて睡眠時間が短くなってしまいまする。ある種の適応現象らしくて、睡眠時間が短くなるのも、眠りが浅くなるのも、若いときに比べ身体が疲れないからのようです。日常生活のなかでも、若いころに比べれば運動量は減っています。遊ぶ機会も減って、動きまわることが少なくなることなどが影響しているのです。
 脳も、年齢とともに長い睡眠時間を必要としなくなる適応現象が起きるという、脳科学の学説があります。脳も使わなくなるとと、それだけ疲労回復のための睡眠時間を必要としなくなるらしいのです。これも、年齢による適応現象なのです。
 年齢による適応現象は、いろいろなところで起きてきます。
 若い頃より血圧が上がってくるのも、年齢とともに血管の壁が厚くなる分だけ血圧を上げないと、血液をうまく循環できないからと考えられます。また、血糖値にしても同じことがいえるのです
 そういうさまざまな適応現象が、年齢とともに起きてきます。睡眠時間が短くなるのもそうした適応現象のひとつというわけです。たとえば、年をとると、朝早く目が覚めるというのは、気にすることではないのです。
 とはいっても、短い時間で脳の疲労を完全に回復するのは難しいことです。特に朝早く目覚めるようになれば、起きている時間は長くなります。それだけ、脳にかかってくる負荷は大きくなり、疲れてきます。その疲れを上手にとっていかないと、少しずつ疲れが溜まってくるようになります。溜まり過ぎると、うつ病など、好ましくない症状として現れてくるのです。
 
二〇‐三〇分の昼寝をしてみましょう

 脳の疲れをとるには、二〇分ほどの昼寝が、非常に効果があります。
私も、昼寝を日課にしています。原稿に追われているときでも、必ず、昼食後に一時間か二時間の休息をとるようにしているのですが。そのなかで、二〇‐三〇分ほどの昼寝をしています。
 外にいるときでも、昼寝の時間は必ずとるように心がけています。(たとえばカラオケボックスは、私にとっては格好の昼寝の場所であります。どんなところにもあるし、昼間なら、空いているから、落ち着いて昼寝できますよ)
 昼寝の際は、できるだけ横になったほうがいいでしょう。オフィスの椅子で寝てもいいのですが、やはり横になるほうが疲れがとれるのです。
 上手な昼寝は、脳の疲れを解消してくれます。そして、疲れを溜めないから、いつまでも若々しい脳でいられるのです。皆さんも、五〇歳を過ぎたら、昼寝を習慣化してみてはいかがでしょうか。次回は五〇歳からの遊び方についてお話しましょう。お楽しみに。

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和田秀樹〜私の素顔
和田秀樹さんの写真1960年生まれ、精神科医。東京大学医学部卒、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェロー。老年精神医学、精神分析学(特に自己心理学)、集団精神療法学を専門とする。日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、代表に就任。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。
2004年より企業経営者のための会員サービス「和親の会」を発足。

和田秀樹公式サイト:

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